こんにちは、イナです。フトアゴヒゲトカゲは野生では暖かい乾燥地帯🏜に生息しています。そして昼行性のトカゲなので日光浴を必要とします。
ですから、日本の家の中でその環境を再現するには、ライトやヒーターなどの器具を使うことが不可欠となってしまいますね。
ここで私が勘違いしていたことは、「日光浴」のことです。単に日向ぼっこのようにポカポカと温かければ、それが日光浴だと思っていました。しかしそれだけではないんです。フトアゴヒゲトカゲを飼う方は是非読んでくださいませ!
フトアゴヒゲトカゲは日光浴が必須!
フトアゴヒゲトカゲが日光浴する理由は、大きく2つなんですね。
- 体を温める。(爬虫類は変温動物であり、自力で体を温めることができない。だから外から保温する必要がある。温まらないと、お腹の中の食べ物も消化できず消化不良を起こしてしまう。)
- 紫外線を浴びる。(紫外線を浴びることで体内のカルシウムの吸収を促すビタミンD3が生成できる。このビタミンD3が不足すると、カルシウムの欠乏や溶出が起こり「クル病」という病気にかかるなど、健康に害が及ぶ。)
1番は普通にわかるとして、2番が!
人間は紫外線を嫌うじゃないですか。できるだけ紫外線(UV)ブロックするじゃないですか。その紫外線、フトアゴヒゲトカゲはむしろ必須だとは!
さらに、「窓際にケージ置いたからOK」とか「日当たりの良い部屋だから大丈夫」と思ってしまいがちですが、・・・なんとこの紫外線、窓ガラスは通らないそうなんです!😨
日光浴の方法
ですから、太陽の光を直接浴びなければならないということになりますね。1日2時間程度浴びることが望ましいといわれています。
うちではベランダに放しています。洗濯物があった方が、カラスなど鳥が来づらいかと思い、洗濯物と一緒に↓
日本の夏、特にうち(北海道)の夏は短い、こんな風にベランダに出せるのも1年のうち2か月ほどしかありません。しかも毎日ではなく週に1度程度・・・・。
だから日光浴と同じ環境を作り出すライト等を設置するしかないんですね。
フトアゴヒゲトカゲの飼育におすすめのライトなど
うちでは、こちらのライトを設置しています。シンプルにこのライト1つと、ケージ下に保温ヒーター1つです。
設置ライトは通常「バスキングライト」と「紫外線ライト」の2つが必要とされてきましたが、ついにバスキング&紫外線の両方を兼ねているライトが出ました!これを見つけたときはほんと嬉しかった。
ちなみに、窓際にある布はなんぞや?窓の景色が見えなくてかっこ悪い、とお思いでしょうか。これは、熱中症対策のため、いたしかたなく置きやした。
日当たりが良いため、ケージ内の温度がすべて30℃以上になっていたのです。これだとフトアゴヒゲトカゲがクールダウンすることが出来ずに熱中症になってしまいます。この布を置くことで、28℃以下の箇所を作ることができました。