デグー多頭飼いすると野生の群れ行動を見れる

こんにちは、イナです。

デグーは野生では『群れ』で生息しているのですね🐭🐭

私がデグーを初めてペットショップでお迎えしたとき（🔗「デグーとの出会い」ページ）、野生のデグーは群れを作って生活をしているという知識はありませんでした。なんせ「デグー」という動物がいること自体、初めて知ったのですから。

ただペットショップで複数匹がぴったりくっついて並んでいる姿がとてもかわいかったので、一度に4匹もお迎えしたのです。（こんなに一度に思い切って買うのは、そのペットショップが車で4～5時間かかる場所にあるせいでもあります。一度検討してからまた来る、というのができない距離ですから・・・）

↓ペットショップではこういう流木の上に4～5匹並んでいました。我が家でも見習って流木置いたらこのようにかわいく乗っかっていました。

複数飼ったことで、どんな野生行動を見ることができたのか書いていきます。

デグーを複数飼いで見れた群れ生活

敵がきたら仲間に知らせる！

野生デグーは、アンデス山脈の岩場や草地・低木のある大地に棲(す)みます。そこに巣穴を掘って生息しています。

まずは少しでも野生に近いよう、巣穴を用意しました。

4匹はここを巣穴と認めたようで、寝るようになりました。

デグーの天敵

デグーの天敵は、鳥類です。ワシやフクロウなど。よく動物のドキュメンタリーでワシの爪にネズミがつかまえられてしまっている映像を見ます。

我が家のケージ横に大きな窓があり、そこに鳥（おもにカラス）が飛ぶと、一番先に気づいた１匹がすかさず「チュッ!チュッ!」と高めの声で鳴き同時に全員が巣穴にダッシュします。この間わずか1秒以内。デグーにとっては命がけの行動ですから、緊迫の一瞬です。

・・・→この行動は飼い始めて半年経った今も、変わらずやります。デグーにとっては「窓ガラス」という認識はなく、鳥はここには絶対入れない、と思っていないですね。

デグー目線から見た窓。鳥が飛ぶ瞬間を撮ることはできていません💦

オスが勇敢で、働き者

個体差にもよるのかもしれませんが、うちのオス（呼び名：おとーさん）はとても働き者です。

見張り役

デグーは見張り番のようなものを順番にしているようでした。夜はオスが、他の３匹が巣穴で寝るときに、巣穴の外で１匹じっと座っています。その姿を見て

「おとーさん・・・エラいねぇ( ；∀；)」

と思わずにはいられません。その分昼間眠いのでしょう、３匹が遊んでいるときに昼寝することが多いです（寝るといっても巣穴の外で半目ウトウト）

・・・・→飼い始めて半年、見張り番は最近見られなくなりました。もうここは安全、と気づいたのかな??

巣作り

デグーはせっせと木くずや牧草を巣の入り口付近に運びます。みんながやりますが、特にオスが何往復も運んでいます。メスは妊娠・出産があるから、これはオスの役割と思って多く運んでいるようにも見えます。牧草を口に加えて運んでいる姿はなんとも微笑(ほほえ)ましいです。（写真がない！💦）

お互いじゃれてささやき合う

よく”デグーはアンデスの歌うネズミ”と本やネット情報に記載されています。それほどデグーの鳴き声は複雑でかわいいということです。

お互いに顔を近づけたり毛づくろいをしているような仕草のときに発する鳴き声が本当にかわいい。「プトゥートゥプピプピプロロロロロ」のような声を長く発しています。鳥の鳴き声とも似ておらず、甲高(かんだか)さがないのでなんとも耳に優しい声。しかし「歌う」とは言えないような？「ささやき」のような。私がまだ歌うパターンを聞いていないだけなのか。

そういえば、ペットショップから車に連れていくとき、4匹は持ち運びケージの中で「チュンッ・・チュンッ・・」（過去一度しか聞いたことないので忘れましたが）と小さい声で鳴いていました。そのときはこれがデグーの鳴き声か、と思っていましたが、それ以来その鳴き方はしていません。あれは寂しいときの鳴き方だったのでしょう。ペットショップの慣れた空間と他の仲間たちから離れ小さいケースに入れられ、とても不安だったのでしょう。